fc2ブログ

酸素、二酸化炭素、一酸化窒素

 炭酸療法は、糖尿病、創傷、骨折、リウマチなど様々に治療に適用されている。髪や頭皮の美容、スキンケアにも良く、リラクゼーションサロンや美容院のメニューにも炭酸スパがある。二酸化炭素が体内に浸透すると、身体組織が酸素不足であると錯覚を起こし、酸素を勢いよく呼び込もうとするため、細胞が著しく活性する。
 古代の養生家は、この原理を知っていた。プラーナヤーマ、胎息などの呼吸法は、息を止め、体内の二酸化炭素量が一時的に増えることで、大量の酸素を呼び込む結果となり、細胞の新陳代謝を活性化させ、健康と老化防止などの効果を発揮するのである。
 ただし、息を極限まで我慢して止めることは効果はなく、健康を害することになるので注意したい。健康的な息止め法とは、各人の体力に適した秒数や、呼吸サイクルの設定が必要である。様々な息の仕方が上手にアレンジされた呼吸法が、身体に優れた健康効果を発揮する。良い呼吸法なら便秘がちな人でも実習中に腹が活性し、トイレにかけ込むこともよくある。
 副鼻腔で、一酸化窒素が生産されることが確認されている。一酸化窒素は、血管拡張などの作用がある。ヨガなどの特殊な鼻呼吸では、一酸化窒素を体内に発生させることによって、血流の改善が促されているということなども、今後、科学的に解明されるだろう。先人の知恵は本当に素晴しいものだ。