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内臓のマッサージは可能

 気の鍛錬や、生命エネルギーを高める東洋的な身体技法の修練者には、食欲の増進や消化機能の向上を実感する人が多い。これは身体技法にある、腹式呼吸や完全呼吸などの実習で、横隔膜やその他の呼吸筋をダイナミックに動かすことで、胸部や腹部内側の内蔵機能に効果的な刺激をもたらすからである。  
 1950年代に東京大学医学部で8年間呼吸法を研究された村木弘昌先生は、呼吸法による腹腔内部への圧力変化が、内蔵のマッサージとなり、そのため腹部の温度は上がり、血液循環は向上し、胃腸の蠕動も促進され、唾液や胃液などの分泌量も増えると著書で述べている。  
 このような内臓のマッサージと、根気強い生命気の鍛練を継続していけば、病弱で死期を予感するような人でも、徐々に体質が変化してくる。やつれていた身体は食欲、食事量も増し、死相が伺えていたような顔色には潤いが蘇り、体重も増え、体力は強化されていく。自分は死ぬだろうと希望をなくしていた人が、生きる喜び、命の喜びを実感するようになるのだ。