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体と心を調和させる

 心の悩みは体の健康に影響し、体が病めば心の働きも滞ってしまう。心と体はひとつであり、特に現代人には、その調和が課題である。古来、東洋には様々な身体技法がある。ヨガ、太極拳、仏教にも、それぞれ手法は違うが、心、体、魂を一致させる練功は調身・調息・調心として共通している。心と体と魂の調和のためには、呼吸を調え、気を養うことが肝要なのである。呼吸=気と考えても良いだろう。
 武道には気合いがある。気合いも独特な呼吸だ。例えば柔道では、稽古や試合の時に気合を入れておかなければ、投げられたときに充分な受身が取れず大怪我をしてしまう。フルコンタクト空手でも、相手の攻撃を気合のない状態で受ければ、防御する身体が破壊されてしまう。   
 医療研究の実験データを拝見すると、普通の安静状態と、呼吸法による入静状態での心身のリラックスの度合いを比較した結果、意識的に呼吸法を行った人は、心拍数は下がり、脳波もβ波が減少しα波が増加したという。また、高血圧患者の臨床時に呼吸法を適用した報告では、血圧の上昇が抑えられたということである。  
 心と体はひとつであり、その調和、健康のためには呼吸法によって気を養うことが大切であることと、また、生活の中で気を養生することによって身を守ることもできるのだ。