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悪気を除去し、生命気を満たす

 呼吸鍛錬法の目的は、身体のよどんだ悪気、邪気を解放し、新鮮で健やかな生命気をしっかりと体内に根付かせることである。呼吸法は通常、空腹時に実習する。食べ物でいっぱいとなった胃の活動時は横隔膜を動かすことが難しくなるからである。  
 空腹時、まずリラックスして心を無念無想の状態におくことが肝要である。心身の緊張をほぐし、静かな息の出入りを心の眼で見守れるようになれば、いよいよ、実習に入る。  
 近年、腹式呼吸などの易しい技法にも様々な健康効果があるとして、医学者にも認められている。心肺機能はもとより、胃腸、内蔵の働きも向上し、食欲が増進し、消化、代謝、解毒など人体の大切な生理機能が向上する。生命気が高まり、身体の気の通り、血液循環が良くなり、病気や有害なものに対する免疫力や抵抗力が向上する。また、身体のエネルギー蓄積量は増大し、創造性や潜在的な能力の発揮にも役立つ。  
 呼吸鍛練法は、心肺機能の向上など、運動能力を高めることはもちろん、身体の生命気を養うことでもあり、それは日々、呼吸法によって健康なる気を練功しているのだ。
 呼吸鍛練法を毎日の習慣にすれば、常に正気が身体に定着するようになり、病気の予防改善やアンチエイジングにも期待ができ、高齢になっても認知症や寝たきりにならず、健康寿命を維持することが可能となる。