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命、人それぞれの違い

カテゴリー「健康とアンチエイジング」の第二話。   
  
 実は、身体の健康、老化防止のためには、もっと根本的に大切な事があると私は考えている。世の中には不思議な事がたくさんある。人の命や健康について考えてみれば、生まれつき身体が丈夫で、一生、大きな病気を患うことなく楽しく暮らせる人もいれば、生まれつき身体の不自由な方もいて、また、子供時代やとても若い年齢で、突然に不治の病にかかり亡くなってしまう人がいる。  
 健康状態の良好な人が、ある日突然、難病を患ったり、タバコを吸ったことのない人が肺がんを患ったり、体力の大変優れたスポーツ選手が急に大病で倒れたりする一方、不思議なことに酒やタバコを毎日楽しみながらも健康長寿の人もいる。  私は、こうした個別の人々の身体の健康や、命のありかたについて、子供の頃からとても不思議に思っていた。人はこの世に、平等に命を与えられて生まれながら、なぜこれほどまでに様々に違うのだろうか、という疑問を持ったのである。
 そして二十代になった頃、インドや東アジア、日本などの東洋の身体技法や瞑想法に傾倒し始めて、それらを長年に渡り、深く研究することになった。  
 ところで今話している人それぞれの違いを、それは遺伝によるものであり、遺伝子というものが身体上のことだけでなく、その人の人生上での出来事、運命までを支配しているのだという説もある。しかし、確かに遺伝は身体にとって基盤となることであるが、それは、他の様々な要因のうちのひとつに過ぎない。  
 私の目的は、人それぞれの健康や命のあり方について、理論的な説明を求めていたのではなく、命というものがそもそも何であるかを、自分自身の体験として理解すること、そして人が生まれて死ぬまでの間、確実に健康と心の平安が得られるような手法を発見したいと思っていた。  
 そして、様々な東洋のメソッドの中でも、特に私が興味を持ったのは、呼吸と心の関係、そして呼吸と身体の関係であった。書物の一般的な知識だけでは飽きたらず、自分の身体を通して様々な呼吸の仕方を工夫しながら実験を重ねて来たのである。その結果、私なりに解って来たことは、この宇宙には物質を超えた、生命エネルギーという、命の根本的な要素が存在するということだった。
  ---第三話に続く