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「宇宙と生命エネルギー」第一話

カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第一話    

 生命エネルギーを積極的に高めることが大切であることを「健康とアンチエイジング」のカテゴリーで述べた。新連載の「宇宙と生命エネルギー」では、生命エネルギーが私たちの身体にどのように取り込まれるのかという、そのしくみを探求する。ここでの話は古来の思想を基本としながら、これまで私自身の身体を通して探求し、経験したことや、瞑想修行によって得られた洞察的な見解をまとめたものである。  
 ではまず最初に、宇宙の始まりについて洞察しよう。宇宙を創造した根源の存在については、古来、様々な呼び方がある。例えば、ネイティブ・アメリカンは、宇宙原初の偉大なる存在をグレートミステリーと呼んでいる。古代インドでは宇宙の創造者をブラフマンと称する。中国思想では万物の根源を無極とし、無極より太極が生じ、陰陽二元となり万物が創造されると説く。    

 「太極は無極にして生じ、陰陽の母なり」  
  "動かないのを無極とし、すでに動くを太極とする。無極から太極を生じ、 太極は陰と陽に分かれる。
 陰陽の働きによって万物が変化する。 '  
      ---佐藤金兵衛氏編纂の『太極拳経』から引用    

 ブレスドージョーの呼吸哲学では、大宇宙の根源をグレートスピリットと呼ぶことにしよう。グレートスピリットとは、宇宙が誕生する以前の状態の、姿や形、始まりも終わりもなく、大いなる愛と至高なる意識の永遠の大生命の存在である。
 また、宇宙生命エネルギーとは、大いなる大生命であるグレートスピリットがもたらす万物創造のための根本エネルギーのことをいう。グレートスピリットを宇宙根源の大生命とし、私たち人間はそれぞれインディバイデュアルスピリットとして魂を心身の本質に持つ。  
 古代インド哲学には、「梵我一如」の思想がある。私たちの魂は、グレートスピリットから分かたれて生命エネルギーを享受する存在であり、数々の輪廻転生における生命活動を終えて、やがて私たちの魂は、源であるグレートスピリットと合一の存在へと回帰するのである。

--第二話に続く