大宇宙の根源とは

  • 2018.06.30 Saturday
  • 22:55

カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第一話

 

 生命エネルギーを積極的に高めることが大切であることを、「健康とアンチエイジング」のカテゴリーで述べてみました。新しい連載の、「宇宙と生命エネルギー」では、少し詳しく私たちの身体にどのように生命エネルギーが取り込まれているのか、そのしくみ探求します。ここでのお話は、古来の思想を基本としながらも、これまで私自身が自分の身体を探求した経験と共に、大いなる存在へとフォーカスする瞑想によって得られた洞察的な内容となっています。

 まず最初に宇宙の始まりからです。宇宙を創造した根源の存在については、古来、様々な呼び方があります。例えば、ネイティブ・アメリカンは、宇宙原初の偉大なる存在をグレートミステリーとして讃えています。古代インドでは、宇宙の創造者をブラフマンと称します。中国思想では、万物の根源を無極とし、無極より太極が生じ、陰陽二元となって万物が創造されると説きます。

 

 「太極は無極にして生じ、陰陽の母なり」

  "動かないのを無極とし、すでに動くを太極とする。無極から太極を生じ、

             太極は陰と陽に分かれる。陰陽の働きによって万物が変化する。 '

       ---佐藤金兵衛氏編纂の『太極拳経』から引用

 

 ブレスドージョーの呼吸哲学では、大宇宙の根源をグレートスピリットとすることにします。グレートスピリットとは、宇宙が誕生する以前の状態のことです。姿や形もなく、始まりも終わりもなく、大いなる愛と至高なる意識の永遠なる大生命という存在です 。そして宇宙生命エネルギーとは、根源の大いなる大生命であるグレートスピリットがもたらす万物創造のための根本のエネルギーのことです。また、グレートスピリットを宇宙の根源の大生命とすると、私たち人間は、それぞれパーソナルスピリットを持ちます。パーソナルスピリットとは、私たち個々の魂のことです。古代インド哲学には、「梵我一如」の思想がありますが、私たちの魂は、グレートスピリットから分かたれて、生命エネルギーを享受する存在であり、数々の輪廻転生における生命活動を終えて、やがては源のグレートスピリットと合一の存在に回帰していくのです。---第二話に続く

万物をつくる宇宙生命エネルギー

  • 2018.07.02 Monday
  • 21:47
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二話
 
 宇宙生命エネルギーとは、万物創造の根底に流れるグレートスピリットからの贈り物であり、大いなる愛ともいえるものです。その宇宙生命エネルギーから、五大といわれる宇宙を創るための基本的な元素が生まれます。五大とは古代インド哲学、仏教などでいう、宇宙の基本的な構成要素のことで、それらは地、水、火、風、空という五つの基本元素をいいます。
 さて、五つの元素なのですが、これらの元素によって宇宙や星、あらゆる物質世界が創られています。ただし、それは科学における分子、原子、素粒子だけでなく、そこにはもっと広く深い思想があります。実は、今日科学で発見されているすべての元素は、地、水、火、風、空のうち、地という粗大な要素の範疇でしかないものです。地から水、水から火、火から空へと、だんだんと構成される粒子は微細になっていきます。地は科学元素のことであっても、水以降の元素はさらに精妙なものとなり、それらは科学ではまだ確認されていない、次元を超えた微細な霊的物質、エネルギーです。           
 人間の身体においては、まず、グレートスピリットから分かたれた私たちのパーソナルスピリット、つまり魂に生命エネルギーがもたらされます。生命エネルギーがもたらされた魂から、丹田を身体のエネルギーセンターが生じます。また、その他に様々な要因が働いて、五大の地、水、火、風、空の基本元素がもとになり、肉体の他に、サトルボディといわれる各身体が作られていくのです。 丹田についてはご存知だと思いますが、サトルボディについてはあまり聞いたことがないと思います。これは肉体以外の微細な霊的身体のことです。---第三話に続く

肉体と霊的身体

  • 2018.07.03 Tuesday
  • 21:59

カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第三話

 

 私たちの身体は肉体だけでなく、他の様々な身体が重なり合っています。それらは地、水、火、風、空という5つの元素をもとに、それぞれ、地の身体、水の身体、火の身体、風の身体、空の身体として構成されます。地の身体は肉体です。水の身体は感覚的な身体、火の身体は知性の身体、風の身体は創造性の身体、そして空の身体は意識の身体です。

 仏教では地、水、火、風、空のうち、空を最高の境地として位置付けます。色即是空、空即是色というように、この世のあらゆる存在の本質は実体がなく空であり、空であるところから万物が成立するという理解が、最高の智慧、悟りの境地を意味するからです。

 また、こうした5つの身体の他に、インドの神秘身体論には第6の身体と第7の身体を加えて、全部で7つの身体と、それに属しながら必要に応じて機能するエネルギーの中継地として、7つのチャクラという概念があります。

 第6の身体というのは、5つの身体を抱えるパーソナルスピリットの生命エネルギーが拡大することで、個という枠組みを超えて、宇宙と一体となったコズミックスピリットのことです。この身体を宙の身体とします。そして第7の身体とは、宇宙的なスピリットがさらに、生まれることも死ぬこともなく、始まりもなく終わりもなく永遠であり根源のグレートスピリットに帰還した最終的な身体とされます。これはインドのお釈迦様が、地上での説法をすべて終えて、大宇宙の根源との合一に至った境地、つまりニルヴァーナを意味するものです。この身体を無の身体と呼ぶことにしましょう。---第四話に続く

7つの身体

  • 2018.07.04 Wednesday
  • 21:54

カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第四話

 

 現代的なセラピー、ヒーリングの世界では、このようなサトルボディの概念を、心身の浄化や調和や癒しのために用いて、人をより深い瞑想へと誘う手法があります。7つの身体の呼び方は、それぞれフィジカル体、エーテル体、アストラル体、メンタル体、スピリチュアル体、コズミック体、ニルヴァーナ体というものです。

 五大の地・水・火・風・空は、インド神秘身体論におけるフィジカル体からスピリチュアル体までの5つの身体に相応します。そして、このような各身体に属する生命エネルギーの中継部位であるチャクラというものが、各身体エネルギーの活性や上昇に伴い、必要に応じた機能として働くことがあるのです。

 つまり、私たちの肉体は食べ物や水、空気を摂取しているのですが、それだけではなく、こうした肉体的な命の営みの背後で、宇宙から根源となる生命エネルギーを丹田や肉体の全細胞へと取り入れて、さらに、生命エネルギーは肉体ばかりでなく、肉体は基本としながらも、サトルボディといわれる精妙な霊的身体にも分配されているのです。

 通常、生命エネルギーは特別なトレーニングをしなくても、私たちの身体は生命活動のために日々、自然に取り入れられています。しかし古来、人間はいかに生命エネルギーをより一層、増大させ、それを健康や美容のために、あるいは創造性や意識の開花のために用いることが出来るか、ということを探し求めて来ました。

 

1.フィジカル体 地の身体 

 肉体

2.エーテル体 水の身体 

 感覚や感情の身体

3.アストラル体 火の身体 

 知性、願望や記憶の身体

4.メンタル体 風の身体 

 想念と創造性の身体

5.スピリチュアル体 空の身体 

 意識、気づきの身体

6.コズミック体 宙の身体 

 魂が宇宙と融合した身体

7.ニルヴァーナ体 無の身体

 グレートスピリットと合一の身体

 

それでは、これから宇宙生命エネルギーと各身体について探求して行きましょう。

 

---第五話に続く        

 

肉体の生命エネルギー

  • 2018.07.05 Thursday
  • 22:14

カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第五話

 

 まずは第1の身体であるフィジカル体、つまり肉体における生命エネルギーです。これは、地、水、火、風、空、5つの身体のうち最初の地の身体です。肉体は呼吸をしますが、よく私たちは、呼吸によって空気の他に、気やプラーナを吸い込んでいるのだというお話を聞いたことがあると思います。

 ところが実際には、生命エネルギーは常に宇宙から直接、私たちの身体に注がれています。また、呼吸によって気やプラーナを体内に取り込むというよりも、むしろ、肉体に呼吸をさせている源の力が生命エネルギーなのです。ですから、呼吸の作用そのものが生命エネルギーを身体に生み出し、分配されているわけです。

 宇宙から享受する生命エネルギーは、最初に私たちの魂にもたらされ、魂から丹田がエネルギー源、またはエネルギーの基地局として生じます。そして丹田から各身体に流れ、分配される生命エネルギーと、宇宙からすべての身体が直接に降り注ぐルートからの生命エネルギーによって、呼吸の入息、出息のプロセスが行われています。こうしたシステムによって、私たちの肉体は生命活動を営むことが出来ます。

 生命気鍛練のための呼吸法によって肉体を健康にすることができる理由は、呼吸法というものが生命エネルギーの基地局である丹田を鍛える手法となっており、息の出入りをさせている生命エネルギーを意識的にコントロールすることになるからです。丹田とは古来、臍下3寸のところにあるといわれるエネルギーセンターです。丹田は、身体の見えない霊的空間に存在しており、直接鍛えることはできませんが、特殊な修行法により、生命エネルギー源としての機能を一層、充実していくことが可能となります。それらの修行法には、瞑想、祈祷行、水行、呼吸鍛練法などがあります。

 呼吸法を実習することにおいては、宇宙から通常取り入れられる丹田や身体細胞の生命エネルギー量も増大させて、さらに各身体のエネルギー通路も拡張されていくことで、すべての身体の生命エネルギーを高めることができるのです。---第六話につづく

守りの健康と攻めの健康

  • 2018.07.06 Friday
  • 17:06

カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第六話

 つまり脳、神経、内臓など全細胞から、感情、精神、意識の機能するサトルボディにも高度にエネルギーを配分することが出来るようになります。呼吸法を実習することでの肉体的な変化としては、心肺能力が高まり、疲れにくい体質になることや、血流の改善や内蔵機能の充実から消化機能が高まり、便通も良くなります。体力や免疫力が向上し、風邪や細菌などの感染にも抵抗力がつく等、様々な効果が実感できるでしょう。

 また、そのような効果は初歩的なものです。呼吸は脳や神経と密接な関係があることから、日々の実践により、脳や神経、全細胞における生命エネルギーの流れが変化して、強化されていくことになるため、その結果、長年に渡り治る兆しの見えなかった不調や病気、難病なども改善へ向けることが可能となって来るのです。

 例えば癌という病気は、現代では4人に1人、あるいは3人に1人が罹るといわれます。その原因としては、人々の生活習慣の乱れの他、今日の地球規模の環境の悪化や公害もありますが、そもそも、現代人の身体生命エネルギーがいかに低下しているか、という観点に着目します。そこで、身体の生命エネルギーを取り戻し、神経や内臓、全細胞の本来のパワーと機能を回復させることで、ガンをはじめとする様々な病気も先手に予防し、病気から身を守る健康としてだけでなく、攻めの健康として積極的に生命気を普段からより一層高め、蓄えておくことが重要となります。

 現代社会で生きる私たちは、高度な利便性の生活によって体力や精神力も低下し、生命エネルギーも衰えてしまっているため、本来の自然な優れた状態に生命エネルギーを蘇らせることが基本的に不可欠です。そして、カテゴリー「健康とアンチエイジング」のお話の中でも触れましたが、自然治癒力や生命エネルギーを蘇らせることだけでなく、積極的に生命力を高めることがロータスダイナミック技法の醍醐味であり、その観点が世の中の様々な健康法や美容法との根本的な違いです。これは健康や老化防止のための革新的なアプローチとなるものです。---第七話に続く

エーテル体の生命エネルギー

  • 2018.07.10 Tuesday
  • 19:11
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第七話
     
 第2の身体、エーテル体の生命エネルギーについてのお話です。地、水、火、風、空のうち、水の身体です。肉体のすぐ内側に存在する、ぬくもりのような身体です。瞑想家のエックハルト・トールさんは、この身体のことをインナーボディと呼び、気づきを保つために、この身体を観るように指導もされています。この身体は感覚や感情などの身体領域です。
 この身体の生命エネルギーが充実していると、豊かな感受性から自然や物事を慈しみ、人間関係において友愛の基礎となる素直な心を分かち合う能力を発揮します。しかし同時に、この身体において私たちは、人生で好ましくないと感じる物事を経験した時に、その印象を吸収しストレスを蓄積しやすいのです。ストレスを蓄積してしまう理由は、この次にお話する第3、アストラル身体にも原因があるのですが、特に私たちは、この第2身体に感情が抑圧されてストレスとなり、感覚機能も麻痺していることが多いのです。実際に、私たちは怒りや悲しみの感情を表現したり、発散することもできない状況にあることに、自分自身でも気づけなかったりします。
 なぜなら社会生活の中では、人は誰しも、心に生じる感情を素直に表現することのできない場合が当然であるかのように多いからです。私たちは子供の頃から我慢することが美徳であると、親や教育者に教えられ、育てられます。友達、先輩、上司、お客様に、あらゆる他者に対しても、本当の自分の気持ちを打ち明けることがなかなかできません。ところが、感情というものは我慢して押さえ込んでいても、消滅することは決してないのです。そしてその抑圧が多大なストレスとなり、心身の不調を生み出すことになります。
 ストレスは身体生命エネルギーの自然な流れを阻害しますので、適切に解放、除去する必要があります。身体の生命気を練り、丹田を強化していくことで、ストレスは自然に除去できる体質にもなり、仕事や創造的な物事に向ける精神力や気力も充実して来ます。また、鍛練を続け、練功が深まってくると、人によってはそれまで意識することのなかった、忘れていた過去に経験した否定的な感情記憶や、時には子供時代のトラウマなど、隠れていたストレスが発見されることもあります。これは、細胞の奥に埋もれていた、未浄化のままのストレスが掘り起こされる現象です。こうした未浄化であるストレスも浮上させて、自然と解放に向けることが可能となってきます。蘇った生命エネルギーによって身体細胞と第2の身体、エーテル体が活性化し、根本から心身共に健康な状態に戻っていくための浄化作用なのです。---第八話に続く。

感覚、印象を受ける身体

  • 2018.07.11 Wednesday
  • 21:09
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第八話
          
 また、エーテル体は、私たちが人生で様々な経験から受ける印象、肯定的な感覚や否定的な感覚、好ましいもの、嫌なこと等の感受作用が働きます。人や外界からの気や波長などが出入りし、暗示にもかかりやすい身体です。
 例えば、催眠術はこの身体に作用させて施術するものです。中国では気功法の大家が気功麻酔によって患者を痛みの感じない状態にさせて、治療や手術を行う例があります。また、この身体の生命エネルギーが低下すると低級霊や動物霊などに憑依されてしまうことがあります。浮遊する未浄化霊には、生きている人間の体に入り込んで望みを満たそうとすることもあり、そのような侵略を受けたときに、私たちの身体の生命気が不足していることで、邪気、邪霊を払い除けることができなくなってしまうのです。
 エーテル体は、肉体のすぐ内側の身体ということで、肉体の健康と密接な関係があります。病は気からといわれるように、現代ではストレスが病気のほとんどを作っていることが理解されています。不安や心配、強い悲しみなど、抑圧された強い感情が次第に肉体に影響して、実際の病気を作ってしまうことにもなるのです。
 しかし、この身体の生命エネルギーが強くなれば、ストレスに対する抵抗力もつき、人間関係のストレスや、好ましくない印象、外界からの邪気といったものまでを自然と避けられる体質に変化していくのです。そして、感覚能力も向上し、本来の人の持つ子供のように素直な心や、豊かな感受性が蘇って来ます。また、ストレスで影響を受けていた肉体の不調も改善され、驚くほどの健康を得ることが可能になります。
 その方法はいくつかありますが、蓄積したストレスに意識的にフォーカスする呼吸法や、その他のヒーリング呼吸で感情や観念を解放することで、エーテル体は浄化され、ブロックされていた生命エネルギーが正常に流れるようになります。---第九話に続く

霊の次元

  • 2018.07.21 Saturday
  • 00:25
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第九話
      
  アストラル体のお話の前に、霊について触れておきます。ここでは、生命気鍛練の呼吸法や瞑想を実践する上でのガイドラインとして、肉体を基本としながら、全部で7つの身体のお話を進めています。しかし、霊には、微細な波動の違いにより、よりたくさんの種類があるのです。ただし基本的には、地球上の多くの霊は、人体でいうエーテル体、アストラル体、メンタル体の次元領域にまたがって存在し、構成される霊的粒子の違いから、様々な種類に変化しているものと考えられます。
 前回のお話で、エーテル体の生命エネルギーが弱まると、低級霊や動物霊などに憑依されることがあると述べました。つまり霊障のことですが、動物霊や未浄化霊などが生きている人間の微細身の次元に侵入し、様々な悪影響を及ぼすのです。
 憑依現象は、霊が悪さをするというよりも、裏を返せばそれは、人体の生命エネルギーが低下し、自発性や創造性の不足する意志力の弱い状態となっていることから、自ら未浄化霊を引き寄せてしまうという共依存的な現象でもあります。また、それとは違い、とても霊能力の高い、優れた霊媒体質を持つ方は、一般の人々よりも、救いを求める未浄化霊に頼られやすい傾向があります。このため、優れた霊能者であるほど、普段の浄化修行が厳しいものとなっています。
 邪霊、邪気が身体にまとわりつくと、感覚機能、注意力、判断力も劣え、病気や怪我、事故のもとになる危険性が生じます。また、特に強力に悪鬼化した霊に憑依されると、突然に命を奪われてしまうことさえあります。
 これを防ぐには、日頃から丹田を鍛えて気力を充実し、生命エネルギーを増大することが重要となります。生命エネルギーを積極的に高めることで、憑依現象とは逆に、高級スピリットが味方に付くことや、さらに、上位の身体にも生命エネルギーが充実すると、神霊のような、偉大なる宇宙的存在が守護として降臨することも可能となります。---第十話に続く

丹田の充実

  • 2018.07.25 Wednesday
  • 22:30

カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第十話

 

 古来、丹田を鍛える修行は様々あります。古くから偉大なる修行者は、瞑想し、山に篭り、滝に打たれ、祈り、自身の内面を徹底的に浄化していきます。内面に向かうことでは、時に自分自身の見たくないもの、闇に直面し、それを受け入れ、認め、許し、手放す、というプロセスを経ていくのです。

 そうして初めて、心身の淀んだエネルギーの解放と浄化、そして新しいエネルギーの蘇生が起こります。仏教的にいえば、罪障消滅ということになるでしょう。修行によって、肉体でもなく精神でもない、腹の据わった次元が開花するようになり、丹田がますます鍛えられていくのです。

 端的にいえば修行というものの本質は、大宇宙から享受する生命エネルギーの通路をより拡張し、エネルギー高め、上昇させているといえるでしょう。ブレスドージョーの呼吸鍛練法であるロータスダイナミック技法もトレーニングである以上、段階を極めて行くには、多少の忍耐や根性が必要になることがあります。しかし、この呼吸法は、山に何十日も籠もったり、極寒に滝に打たれたりなどの厳しい修行の必要はありません。社会生活の中で、1日20分程度の練習時間を自宅で確保して頂くことで、確実に丹田を鍛え、生命エネルギーを高めていくことが出来るシステムとなっています。
 肉体の健康やアンチエイジングのためには、まず第1の身体である肉体、フィジカル体の生命エネルギーを高めることはもちろんですが、同時に第2の身体であるエーテル体の生命エネルギーの充実も不可欠なものです。この二つの身体の生命エネルギーを基本的に充実することで、病気や有害なものからの身体内側からの抵抗力と、いつまでも若々しくあれる健康な身体美をつくり、それを維持していくことが可能になります。 ---第十一話に続く

 

アストラル体の生命エネルギー

  • 2018.07.27 Friday
  • 23:34
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第十一話
           
 さて、第3の身体はアストラル体、火の身体です。知性、記憶、経験、願望などの身体です。人々と協力し合うための、自他共に益となる創造的な物事のための、正しい判断能力を発揮する身体です。この身体には生命エネルギーによってもたらされる、磁力という作用が存在します。私たちのパーソナルスピリット、つまり魂が成長するために、過去生からの経験を引き継いで、さらに、現世の人生上で様々に起こり得る固有の経験を積み重ね、人生全体の方向性が暫定的に決定することに影響を及ぼす身体です。
 引き寄せの法則が流行りましたが、人生で起こる物事を自ら引き寄せているのは真実でもあり、それはこの身体が関係しています。生まれた場所、性別、人生で重要な縁を持つ人々、大切な目的や願望、仕事など、人生全般に渡る選択もアストラル体の磁力が作用しています。
 ただし、アストラル体の磁力とは、私たちが物事を強く願えば、それらが引き寄せられて実現するという意味ではありません。また、引き寄せの法則の変形に、お金が欲しいと望むことの背景には、すでにあなた自身が貧しいことを決定しているので、永久にお金が入らない、よって無意識のそのマイナス観念を取り除けば良いなどの理屈もありますが、こうしたお話の裏にも、結局は、マイナス観念を除去して、お金持ちになろうとする願望が存在しているので矛盾しています。こういうアプローチは真実ではなく、ただの言葉の遊びでしかありません。---第十二話につづく

欲望が終わらない理由

  • 2018.07.28 Saturday
  • 22:10
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第十二話
     
 私たちは強く望めば、誰もがお金持ちや成功者になれるということはありません。富や大成功を求める人は、本当は大いなる宇宙の愛を探し求めていますが、そのことに気づかずに、お金や成功、権力などを愛の代用として欲し続けているのです。このように、本当には欲しくないものを求めているという迷いに気づかない限り、結局は、何を得ても満足しませんので、欲求は次々に膨らみ続け終わることはありません。これが、欲望にはきりがないといわれる理由です。
 私たちが持っている願望の背後には、パーソナルスピリット、つまり私たちの魂が本質的に求めていることが隠されており、それらの表面的な願望は、私たちが真に探し求めていることの道標として抱かれる場合がほとんどです。
 願い事が叶うか否か、どちらであろうと、それはパーソナルスピリットの成長のために必要な経験過程としてあるものです。物事に失敗、挫折することがパーソナルスピリットの目覚め、成長のためであれば、その経験を受けとめて、乗り越える必要があるということであり、仮に、たまたま大きな望みが叶ったとしても、それが真に魂が成長するために必要な経験に満たなければ、どれだけ大きな成功を得ても、魂の本当に望むことへの気づきや理解のために、何度もゼロからやり直しをすることになるのです。
 そうした学びと成長の機会を、私たちのパーソナルスピリットは、大宇宙の根源であるグレートスピリットから生命エネルギーを無償の愛として、幾度の生に渡り享受しているわけです。---第十三話に続く

観念が障壁となる

  • 2018.08.15 Wednesday
  • 22:50
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー 」第十三話
          
 アストラル体の歪みが欲望を生み出すことの背景には、より高次の霊的身体の不活性が関係します。その不活性状態とは、仏教でいう根本煩悩の三毒、とん・じん、ち、に通じるのですが、それについては後ほどお話したいと思います。
 これまでお話をしました肉体とエーテル体、そして、このアストラル体の生命エネルギーを充実することによって、次の第4の身体、メンタル体の活性につながり、さらに輪廻転生へも発展的に影響するほどのジャンプが可能となって来ます。
 ところで少し前の記事の、第2・水の身体であるエーテル体のお話では、ストレス感情を蓄積してしまう理由が、アストラル体にも原因があると述べました。それは、この身体の磁力によって、私たちが人生経験でプログラムする、生存のための様々な観念や条件付けがあるのですが、これらが障壁となり各身体の自然な機能を歪めて、ストレスの解放を抑え込んでしまうからです。
 例えば、私たち人間は、生まれた途端にマインドをコントロールされなければ生存して行くことができません。親に教育を受け、泣くのをやめろと教わり、みっともないことをするなと教わり、学校では優れた人格を持つように教育され、優秀な社会人になれと教わります。人々から褒められるような素晴しい人間になることが重要であっても、子供に、他者ではなく自分自身の魂の声を聞くことを教える教育者や、瞑想を子供に教える大人が社会にはいないのです。---第十四話に続く

扉を開くための鍵

  • 2018.08.17 Friday
  • 19:52
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー 」第十四話
  
 社会生活を送るためには、条件付け、観念の植付けは必要ですが、競争心や独占欲など、他者に対する無意識の防衛として身に付けてしまうマイナスの条件反応もあります。アストラル体にマイナスとなる観念が定着していくと、防衛観念で作られた人格のほうが目立つようになり、人間が本来持つ優れた本質面、純粋な感性や感情機能が歪められて抑圧となるのです。
 すると、アストラル体では多くの観念からの要求によって緊張度が増大し、エーテル体においては感覚的なストレスが蓄積し続け、こうした微細身の歪みの影響から、肉体に不健康が生じてしまうという結果となるのです。
 呼吸法などの生命気練功では、丹田を鍛えて微細身の生命エネルギーの流れも改善し強化します。アストラル体の本来の機能は、あるがままに物事を見ることができ、起こることを抵抗せずに受け入れ理解することのできる優れた精神力です。心の不必要な思い込みや観念が除去されると、自分自身の本来の姿が見出され、物事のあるがままの姿を受け入れられる強さが蘇ります。
 宇宙や自然のリズムと調和して、本当の意味で自分自身を愛することができるようになるでしょう。 自分自身を真に愛することができれば、他人を自分と同じように愛することができるようになるでしょう。私たちが宇宙の多大なる恩恵に満たされていることを自覚し、本質的な宇宙法則のもとで、自己の魂の目的や役割に気づいていくのです。高次の霊性の扉を開くための鍵がこのアストラル体にあるのです。---第十五話に続く

メンタル体の生命エネルギー

  • 2018.08.20 Monday
  • 22:02
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第十五話
   
 生命気練功法であるロータスダイナミック技法とは、身体が宇宙から取り入れる生命エネルギーを増大させることで、肉体の全細胞を活性し、健康や老化防止の効果をもたらす呼吸法です。さらに、精神の浄化と共に瞑想性が深まり、やがて宇宙と生命の在り様を体得し、その自覚に至るための道でもあります。
 第4の身体、メンタル体の生命エネルギーが充実することで、宇宙、あるいは大いなる存在という人智を超えたところから、多大なる恩恵を受け取ることができるようになって来るのです。メンタル体は、自立や独自性の身体です。豊かな創造性や閃き、創意や誠意、熱意といった真心のフィールドです。真心というのは、あらゆる人種や宗教、思想、国々の違いなど、人々の考え方を超越した、人類が共通に持つ純粋な美しいハートのことです。このハートは私たち自身の独自性、真に自分自身であることを妨げることなく、他者を理解し、愛することのできる資質を持ちます。
 ハートを開くという表現がありますが、それは笑顔を見せることや、善いことをするなど、単に人に優しいということではなく、これまでのお話で触れた、3つの身体の生命エネルギーの充実が関係して来ます。まずは、第1の身体である肉体に流れる気を充実させることはもちろんですが、第2の身体のエーテル体においては、感覚の歪みが解消され、感情が抑圧されていることなく、また、第3の身体のアストラル体では、私たちが持つ固有の観念や条件付けなど、正しい、間違っているというものの考え方を越えて、物事をあるがままに受け入れ、理解することを通してハートが真に自立し、開いていくことができるのです。---第十六話につづく

自立のないハートとは

  • 2018.08.23 Thursday
  • 00:11
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第十六話
  
 メンタル体における自立、独自性、創造性の開花のことを簡単にいえば、本来の自分らしさという意味となります。この身体の生命エネルギーが不足すると、自分らしさを失うということがしばしば起きるのです。自立を失ってしまうことで、他者を支配することや、逆に他者に依存し過ぎてしまうこと、または他者をコントロールすること、されてしまうことなど、共に発展するというよりも、足を引っ張り合うなどの共依存の状態に陥ってしまうのです。
 他者や自分自身のフィールドでないところから、自己のエネルギーを満たそうとする傾向の多いものに、その意味での恋愛などの他者との関係性があります。逆に、自己が確立した者同士が互いを尊重し合える、美しい恋愛関係や友愛関係を持つことも可能なのですが、相手によって自分のハートのエネルギーを満たそうとする依存ばかりで、互いの尊重と自立の重要性を忘れてしまえば、やがてその愛、友愛はいつか支配や嫉妬、怒りや憎しみといった、まったく正反対のものとなってしまうでしょう。
 私たちが精神的に自立できずに他者や自身のものでないフィールドに依存し、そこから自己のハートを満たそうとしてしまうことの原因は、この次の第5の身体、スピリチュアル体の不活性にも理由がありますが、ひとつ下位の身体である、第3の身体、アストラル体で持つ観念や条件付けにも大きな原因があります。
 その中でも特に大きなものは、生存に関する観念です。それは、こうしなければ自分は生きていけない、死んでしまうぞ、という深刻なものの考え方のことです。ところが、実は、現代人の私たちは肉体的な生存に関わることよりも、むしろ精神的な意味において死活問題となるような観念や条件付けを持っていることが大問題なのです。---第十七話につづく

エゴとは何か

  • 2018.08.23 Thursday
  • 21:52
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第十七話
   
 文明的な生活をする以前の人類の歴史には、何十万年という石器時代の狩猟、採取による原始的な生活をしていた時代がありました。過酷な大自然の中で生存していくには苦労の連続で、氷河期や地殻変動などの気候や環境の変化もあり、大変に困難な時代を人類は乗り越えてきました。人間も動物である以上、本能的な知恵と、ずば抜けた身体生命力を駆使して、食料や生活の拠点等を確保しながら種族の生存を必死に守リ抜いて来たのです。
 そして、人類は今からおよそ、わずか数千年前にやっと文化的な生活様式を始めたばかりです。先史時代のように、過酷な自然環境の中で、本能から身体能力を駆使して生存していた時代にはほとんど問題のなかった厄介なことが、特に現代の文明社会で生きる私たちの精神に、大きな障壁として存在しているのです。
 それは、私たちが他者に認められるため、自分の精神的な意味での価値を必死に追い求めなくてはならない、という観念や条件付けなのです。こうした精神的な意味において死活に関わる観念や条件付けを、エゴという言葉で表現したいと思います。
 第3の身体、アストラル体についてのお話で触れましたが、現代の教育から育ち、この実社会のしくみの中で生活している私たちは、人に認められ、優れた者にならなければ生きて行けないという強迫観念のような思い込みを無意識に持ってしまっているのです。小さなことや大きなことを問わず、この観念が競争心や野心を呼び起こし、常に勝ち負けや損得を考えた目的や願望を抱いてしまうことになるのです。そして互いに認め合って協力し合うのではなく、戦って争うという熾烈なエゴゲームを演じることになります。
 野心や競争心というものは、小さなことでも呼び起こされます。ライバルに勝つこと、誰かよりも一歩でも二歩でも先に行く事、人の幸せや成功を妬むことなどです。そうした無意識の姿勢が私たちの本来の自己のハートの確立を妨げており、自分自身そのもので満たされることを失い、他者の発展や自由を認めることができずに、互いに創造的な人生を奪い合ってしまうことになるのです。さらに、こうした個人のエゴが集団化して組織と組織の対立が起き、より巨大化することで国家間の競争、利権の奪い合い、そして戦争が起きていくのです。---第十八話につづく

次元上昇・カルマの解放

  • 2018.08.28 Tuesday
  • 11:26
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第十八話
  
 よく考えてみると、それはとても奇妙なことです。社会では、あらゆる人々が勉強であれ、仕事であれ、スポーツにおいても、すべて競争をさせられるような教育システムがあり、他の誰かよりも優位に立つために戦わざるを得なくなっています。そこには、人生が戦いでありながらも、人々に、つまり敵に認められるために必死になるという滑稽な矛盾を孕んでいます。
 あなたを認めてくれる人たちは、あなたに敗れ去った敵たちなのです。果たして私たち個人の素晴しさは、それで本当に人々に認めてもらい、愛されていることになるのでしょうか。強いものには従い、弱い者は冷たく蹴落とし、その中間ではバランスを取ったり、体裁を整えたりして、上手に生きていかなければなりません。時には偽善を行いながら、人生は大変だけどお互いに頑張りましょう、などと握手を交わします。人々はこの世に生まれ、なぜ人生をかけてまで他者との競争をしなければならないのでしょうか。
 実は、他者に認められなければ生きていけないという衝動も、本当は、大きな愛が欲しいことからの無意識の要求なのです。私たちは皆、愛に飢えているといってもよいでしょう。ところがこの大きな愛とは、どんなに多くの人々から称賛を得ても、満足できるものではないのです。この大きな愛とは、宇宙とひとつになりたいという根本的な要求なのです。
 人類が、第4の身体、メンタル体をより活性して目覚め始めると、このような人に認められるためや、人に勝つための目的や願望を持って戦い争うという姿勢をやめることになり、本来は誰もが宇宙と繋がる大いなる愛とともに満たされていくのです。そして、互いに慈しみの精神が芽生えて、やがて世界から苦しみはなくなるでしょう。
 私たちには、固有の様々な観念基準からの、己が正しく他者が間違っているという物差し捨て、宇宙的な真理、真実を探求し、その次元に上昇し、すべての悪しきカルマを脱していくことが本来的に可能なのです。アメリカ人であることや、ロシア人であること、日本人であることなど、そうした国々の違い、宗教や思想の違いがバランスを取り合ってうまくやり過ごすのではなく、互いに生身の人間であることや、地球という本来は国境の無いひとつの大地に生きていること、互いの真心から物事を観るハートの感性が根付くことで、競争や戦争もなくしていくことができるのです。人類はいつか、協力し合うことが如何に大切かということに真に目覚め、世界がひとつになる時代もきっと来るでしょう。---第十九話につづく

自分自身にくつろぐ

  • 2018.08.29 Wednesday
  • 21:40
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第十九話
   
 生命気鍛練の呼吸法により、第4の身体、メンタル体の生命エネルギーが高まっていくと、肉体の健康と、精神の浄化や瞑想性も深まり、自己のハートが宇宙の愛と繋がるようになるのです。他人や自己以外のフィールドに依存して自身を満たそうとしたり、他人の人生の創造性や自由を互いに奪い合ったりするなどの必要はなく、本来の自分らしさが根底に築かれて充実します。
 人は他者と比べて、自分を惨めに思う必要もなく、ただ自分自身であることを尊重すれば良いのです。そうした勇気が芽生えてくると、同時にそこに安らぎを感じられるようになり、人に認められようと苦しむこともなく、独自の道を堂々と歩むことができるようになるのです。何者とも戦う必要もなく、本当の意味で自分自身にくつろぐことでの幸せを感じられるようになるでしょう。そして、自分だけでなく、多くの人々のハートにも、勇気と自立のためのエネルギーを触発できる存在となることもできるでしょう。
 また、メンタル体は本来、直感力や創造性などの能力を発揮しますので、生命エネルギーが増大していくことで、人は、芸術家のように豊かな感性から、末永く楽しい人生を創造的に過ごしていくことが可能となるのです。
 この身体の活性と目覚めは、肉体と精神を一致させて、さらに、人が高度に霊的に進化したことの証が示されることになります。それは、次の第5の身体、スピリチュアル体の目覚めがもたらす、仏教でいわれる、私たち人間が本来持つ、仏性からの恩恵なのです。---第二十話につづく

スピリチュアル体のエネルギー

  • 2018.11.23 Friday
  • 20:54
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二十話
 呼吸法が身体の生命エネルギーを増大する理由に、それは、肉体に呼吸をさせる背後の力が他ならぬ生命エネルギーであることから、呼吸の様々な仕方によって丹田や身体細胞の宇宙から流入される生命エネルギーをコントロールし、高めることができることを、第1、地の身体、肉体であるフィジカル体のところで述べました。
 また、それは肉体のみならず、他の身体の生命エネルギーの流れも効果的にコントロールすることになり、各身体の生命エネルギーが次第に増大されていくのです。
 これまでフィジカル体、エーテル体、アストラル体、メンタル体と4つの身体についてお話をして来ましたが、次は第5、空の身体、スピリチュアル体における生命エネルギーについてです。
 これまでのお話で述べましたが、生命エネルギーは、地の身体では呼吸をするという形で現れ、水の身体では感覚や感情を機能させ、火の身体おいては精神性、磁力として作用し、風の身体ではメンタルエネルギー、つまり想念が出入りしています。
 第5、空の身体であるスピリチュアル体は、宇宙の五大元素の中でも空という、この宇宙で最も微細な粒子で作られており、難しい説明となりますが、その生命エネルギー形態は、いわば形而下、形而上といった作用、或いは、生か死かという作用として流入していると表現できるでしょう。
 空の身体、スピリチュアル体は、純粋なる意識、気づきの身体です。はじめに、意識、気づきというものを、これまでお話をしてきた4つの身体の特質であるフィジカル、フィーリング、コンセプト、ビジョンやクリエイティビティなどの心の作用でなく、むしろ、心が瞬間にフォーカスされたどんな想念もない、いまこの瞬間の意識ということで認識しましょう。
 意識、気づきというものには多大なる恩恵が含まれています。この章の最初のほうでも触れましたが、仏教で五大、地・水・火・風・空のうち、空が最高の境地とされるのは、それが私たち人間に本来備わる、仏性といわれる尊い意識、光であり、すべては愛と光としてひとつであるところの、宇宙の根源のグレートスピリットの偉大なる智慧でもあるからです。---第二十一話につづく

仏教における根本煩悩

  • 2018.11.25 Sunday
  • 20:07
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二十一話  
 このブログをお読み頂いている方に、ご自宅で実践できる瞑想法や呼吸法もいずれ紹介させて頂きたいと思いますが、呼吸法を実践し、瞑想を深めていくと生命エネルギーが心身に充実し、やがて空っぽの静けさの中で、この世のすべてのものの本質は意識であり、愛であり、すべてはひとつであるという体験が起きます。このような本質的な喜び、意識というものが、私たちに本は来備わっているのです。このような瞑想の体験は、第5、空の身体において生命エネルギーが充実すると、誰でも体験できるようになるものです。
 しかし、この身体の生命エネルギーが低下すると、気づき、意識も衰え、理由もなく実にいらいらした心の状態が生じたり、様々な物事から苦悩する状態も生じ安くなって来ます。 仏教では、三毒という人間の根本煩悩のことが説かれています。それは貪・瞋・癡(とん・じん・ち)というもので、貪は貪欲のこと、瞋は怒りの心をいいます。そして癡とは無明のことで、真理に対して無知であるいう意味です。
 ところで、この根本煩悩の三毒といわれる、貪・瞋・癡の解釈をそれぞれ逆にしてみます。すると、言葉の順番は違いますが、それは古代インド哲学でいう真理の三つの属性、サット・チット・アーナンダとして解釈することが可能になって来ます。サット・チット・アーナンダとは、宇宙の真理の三つの性質のことで、存在・意識・至福のことで、真理とは、あらゆる存在がひとつの意識であり、それは至福、愛であるということを意味します。三つの根本煩悩の貪(とん)、むさぼりの心の逆にすれば、大いなる至福や愛に満たされる、となります。愛や至福に満たされれば貪る必要はなくなるからです。そして瞋(じん)という怒りの心を逆にすると、存在とひとつである絶対的な平安、くつろぎとなります。私たちは全体から分離しているという錯覚から、常に理由もなく緊張や苛立ちを抱えているのです。さらに癡(ち)を逆にすると、無明ではなく意識、光ということになり、無意識から意識へ転換し、存在のすべてが愛としてひとつであることを想い起こせる、となります。  
 このように、仏教で三毒といわれる人間の根本煩悩の正反対の性質が、真理の三つ本質であるというお話をしましたが、煩悩とはつまり、私たちに本来備わっている真理の性質が、生命エネルギーの低下によって忘れ去られていることで生じるものだということがわかってくるのです。そして人生での苦悩というものは根本的には、第5、空の身体であるスピリチュアル体の生命エネルギーが不活性となることから、他の身体にもそれが影響して、様々な苦悩の形として現れて来るということになるのです。---第二十ニ話につづく

気づきと生命エネルギー

  • 2018.11.28 Wednesday
  • 22:11
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二十二話
 今の世の中は自殺する方がとても多いです。第5、空の身体であるスピリチュアル体の生命エネルギーが低下し、意識、気づきの度合いが極度に衰えてしまうと、他の身体をケアすることの自覚さえ持てなくなってしまいます。そして、各身体の生命エネルギーや機能もどんどん低下していきます。
 すると、肉体的な不調と共に、否定的感情は蓄積する一方で、絶望的な考え方に縛られたままとなり、さらに自立を失ったハートの状態からすべての意味において、その袋小路から脱出できなくなってしまうことで、ここまで苦悩が大きくなると、人はついに自殺をしたいという願望を持つようになるのです。
 もしも、このような極度なストレスと緊張でいっぱいの状態になった時には、各身体の生命エネルギー度数や、ストレスや緊張の度合いを見て、適切なケアを施すことが重要になって来ます。それが肉体的な問題であることや、あるいは特別な厳しい観念に縛られている場合もあるでしょう、しかし、多くの場合、人の精神的な苦しみには極度の感情の抑圧が原因となっていることが多いのです。
 そうした抑圧された感情を解放することで、せきとめられていた身体の生命エネルギーが新鮮に蘇って流れ出すようになります。生命エネルギーが充実すると気づきはますます深まって来ます。当然のことですが、気づきが深まると、様々なことに気づいていくことができます。---第二十三話につづく

瞑想、呼吸法の恩恵

  • 2018.11.29 Thursday
  • 20:45
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二十三話
 体の具合に気づいて不調のケアをする。感情に気づきをもたらし、否定的な感情を解放する。あるいはどのような観念に縛られているのかに気づき、それを手放す。無意識的な振る舞い、悪癖がないかに気づいて、創造的なハートから行為することなどに、気づきというものが総指揮となって、これまでのお話の私たちのすべての身体を健康的な方向へと導くことが可能になるのです。
 つまり、気づきというものは、私たちの心や肉体の指揮官でもあるわけです。そして、気づき、意識にはこの次にお話する第6の身体、コズミック体や、第7の身体、ニルヴァーナ体からもたらされる、大いなる愛や、すべてがひとつであることの絶対的な平安という本質が含まれているのです。そして、この気づきそのもの、すべてが愛としてひとつであることに全面的にフォーカスした状態を瞑想というのです。
 そのようなわけで、呼吸法、瞑想とは、肉体を持ち生命活動を営む私たちの人生のすべてにとても偉大なものがもたらされるのです。それらは、素晴らしい洞察や直観が起こり、自立、理解、素直さ、肉体の健康といった多くの恩恵となります。過去生からのカルマの清算、現世で起こる様々な問題に対する処置方法、さらに人間関係、物事の選択等についても、常に最善最良の指針が瞑想、呼吸法から示されるわけです。
 ブレスドージョーでは、呼吸法実習者の丹田生命エネルギーカードを作成し、地・水・火・風・空の各身体の生命エネルギー度を調べ、その人に合う適切な瞑想法や呼吸法をご案内もしています。また、遺伝的な体質、本来持っている豊かな感性や、抱えているストレス度のチェック、過去生と現世における特質など対比して、才能や創造性の開花の指針と、実習者の方の各身体の潜在、顕在的な特性を確認し、人生全般における瞑想的な開運指標もご案内しています。---第二十四話につづく

コズミック体の生命エネルギー

  • 2018.11.30 Friday
  • 22:37
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二十四話
 身体には、粗大な物質で構成される肉体を基本に、霊的素材で作られる他の微細な身体が重っているということと、それらの各身体と生命エネルギーについてお話をこれまで進めてきました。私たちの魂であるパーソナルスピリットという生命の箱には、丹田を宇宙生命エネルギーの基地局としながら、粗大な肉体と共に、だんだんと微細となる素材で作られる身体が存在し、それらは地・水・火・風・空と形成されているのです。
 身体形成のしくみは、まず、宇宙の根源であるグレートスピリットからパーソナルスピリットに生命エネルギーが享受され、そこで丹田が生命エネルギーの基地局として設けられることになります。さらに、地・水・火・風・空の五大元素をもとに、それらに対応する五つの身体が作られます。生命エネルギーは丹田のみでなく、各身体にも直接もたらされますが、これらの五つの身体は、丹田を通して生命エネルギーが分配、管理されながら繋ぎとめられています。
 さて、次は第6の身体であるコズミック体です。第6の身体は、これまでお話してきたた五つの身体とは違って、大きく別の次元に移行することになります。それは、地・水・火・風・空の五大そのものが創造される宇宙生命エネルギー全体の次元でもあり、五つの身体を司るパーソナルスピリットが進化したもの、つまり個の魂が宇宙大に拡大した身体をいうのです。---第二十五話につづく

宇宙次元に入る

  • 2018.12.01 Saturday
  • 22:09
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二十五話
 その次元は個体としての生命活動ではなく、万物の創造や崩壊という、神々の次元ともいえる大きな領域となっていきます。従ってこの領域での生命エネルギー観とは、より大きな意味で、グレートスピリットのもたらす宇宙生命エネルギーの万物創造、生々流転の全体像を観ることになるのです。
 私たちの身体と、私たち自身の自覚も、大いなる宇宙、全存在と同一であることを観て、個我を超えた宇宙と一体の境地、ひとつの大我としての存在認識となります。通常、私たちは個我としての自覚を持ちます。自分と他人、これとあれ、物と物などです。しかし、大きな我であるということの意味は、古くから聖者といわれるような人が、「私やあなたというのはいない、ただ存在というひとつの大きな命がある」、とか、「すべてが愛であり神である」などの言葉を残していますが、そのように個としての我がいなくなり、すべてをひとつとして観た、宇宙と一体の境地のことをいうのです。
 我がいないということを洞察しましょう。実は、個我としての限界的な認識を持つ私たちも視点を変えることで、それを理解することができます。私たちの身体は地球の大地において、太陽や月、星々から降り注ぐ光のもと、大自然の空気や水と食べ物を得て生活を営んでいます。星空、太陽、大地、自然、空気、水、食べ物、私たちが存在するためには、こうした外側の大切な物事がなくてはならず、さらに、身体そのものが水や鉱物や食べた栄養素から作られているのです。
 私たちが個体として分離した存在であることを頭の中で考えることは可能です。ところが、実際にはこの世にあるすべてのものが繋がっていることによって私たちは存在しています。---第二十六話につづく

「私」がいない

  • 2018.12.02 Sunday
  • 20:36
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二十六話
 「私」という自覚が可能となる理由は、「あなた」や「他者」、「物」という対象を捉える大脳の知覚能力をもとに、社会生活の中で意志や感情など、思考を他者に伝達するための機能が働くからであり、知覚能力によって対象として人や物を捉えている、ということが前提になっていなければ、「私」という機能、役割が、もともと宇宙には存在し得ないのです。つまり、「私」とは、頭の中の知覚、思考機能であり、独立した実体として自然界に存在するものではないのです。
 また、私たちの身体も無論、それは自ら組み立てて作れるものでなく、体は私たちの両親を通して授かったものです。さらに、私たちの思考や感情、行動さえも、そこには独立して私たちが自ら決めて作り出せるものは何一つないことがわかります。実際に、私たちの考え事や感情も自らの意志によってではなく、自然と起きている現象なのです。
 よく観察してみれば、私たちが自分で何かを決定していると思う以前に、それらを呼び起こす手配がすべて整っています。すべてが網の目のように絡み合う内外の様々な状況が刺激となり、必然的な方向性が開かれ、思考、感情、意志といった情緒機能が自然に作動することになります。私たちには自分の思考の一つの断片でさえも、自らが独立した意志によって創作することは不可能なのです。ひとつ実験してみましょう。---第二十七につづく

<思考>は作れない

  • 2018.12.03 Monday
  • 21:59
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二十七話
 今ここで、この文章を読むあなたが、一つのオリジナルの思考を作ってみてください。何も無いゼロの地点から思考を作ってみましょう。さて、自力で思考が作ることができるでしょうか。しかし実は、あなたが今、この文章を読んでいなければ、この場で思考を作る実験自体をしなかったでしょう。最初のこの時点ですでに、あなたの意志は存在していないのです。
 さらに、作った思考の内容も様々だと思いますが、それを作るために選んだ言語やイメージは一体何処からやって来たものでしょうか。例えば私はカレーライスを思い浮かべました。なぜカレーライスが登場したのでしょうか。この思考は作ったというよりは、体験したことや記憶にあるもの、そして外界の様々な刺激によって自然と思い浮かんだものなのです。私の場合は今、お腹が空いており、この空腹であるという体の状態が刺激となり、思考を思い浮かべる実験をしてみると、先日食べた東京の老舗の美味しいカレーライスを思い出すことになったのです。
 あなたもこのブログの記事を読みながら、思考を作ることを促されたので、何かを思い始めることにしました。しかし、この記事を読まなければ思考を作る実験をしようと思うこともなかったのです。さらに、よく見ると、思い浮かべた思考は、あなたがオリジナルとしてゼロから組み立てたものではなく、今あなたが置かれている様々な条件が刺激となって、思考が自然と思い浮かんだのだということがきっとわかるでしょう。
 このように観ると、広大な宇宙空間での出来事や、地球、大自然の活動も、そして私たちの日常での様々な出来事、人間関係、その他の細かいレベルにおける現象や物事でさえ、宇宙における創造、その生々流転という全体において、それらは目には見えなくてもすべてが有機的に繋がっており、あらゆることがひとつの大きな力、大きな存在の流れの一環として起きているのだ、ということを理解できます。---第二十八話につづく

あなたも砂一粒も全体そのもの

  • 2018.12.05 Wednesday
  • 19:24
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二十八話
 一方、私たち個々の存在も全体に影響を及ぼしているのです。存在はどんなに小さな物事にも、たとえ海辺の砂の一粒にでさえ宇宙生命エネルギーという愛を注ぎ、全体として繋ぎとめています。例えば今、あなたが突然、理由もなくこの存在全体から消えてしまったとしましょう。すると、そのことにより宇宙のすべての秩序が乱されて、宇宙全体も消え去らざるを得なくなってしまうのです。あなたにはそれが信じられるでしょうか。もしもあなたという、宇宙全体と繋がるかけがえのない美しい存在がどんな理由もなくこの存在から消えてしまったら、宇宙全体が悲しみに包まれ、宇宙もあなたと一緒に消滅せざるを得なくなります。
 今お話していることは、この宇宙のどんな小さな命や物でさえ、すべてのものは全体として繋り存在しているということなのです。そして、宇宙全体から生じているものである以上、万物は宇宙生命エネルギーを享受しつつ、それぞれの役割を持ち、あるいは進化をしながら存在しているということであり、全体の大きなひとつの命から切り離せるものは何一つないのです。つまり、あなたも、そして海辺の砂の一粒も、全体そのものなのです。---第二十九話につづく

宇宙一体の境地

  • 2018.12.05 Wednesday
  • 22:35

カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第二十九話

 

 ただし、あなたが突然消えてしまうということは、自殺をした場合の話ではありません。自殺というのはせいぜい肉体が消滅しても、第3、アストラル体以降の霊的身体が残り、自殺のカルマを魂とこれらの霊体が背負うことになり、再びその人は、次の人生において肉体を持ち、同じところからやり直しの必要性が生じるだけでしかないからです。

 ということで、第6の身体、コズミック体とは、宇宙生命エネルギーの万物の創造、その生々流転を観るという宇宙と一体の境地のことなのです。このような在り方に瞑想していくことは、私たちが人生において個我として抱える心配事や問題を存在に明け渡すことによって、大いなる愛の大洋へと溶け込み、その大きな潮流に委ねて、ひとつの全体というところからアカシックなる智慧やパワーを授かって生きていけることにもなるのです。
 このような理解で生きることは、決して自己満足や陶酔の境地ではなく、むしろ、実際に私たちが人生上で、小さな我として抱える壁や限界に行き着いてしまった時に、宇宙のはからいにすべてを委ねることで、新たな道が開かれて突破していくことが可能になります。それはまさしく、偉大なる侍のように大変に潔く美しい生き方となるでしょう。---第三十話に続く

ニルヴァーナ体と生命エネルギー

  • 2018.12.07 Friday
  • 00:58
カテゴリー「宇宙と生命エネルギー」第三十話
 存在の神秘、グレートスピリットがもたらす宇宙の有り様は奇跡といえます。無限に広がる大宇宙には、あらゆる生命の宝庫である無数の銀河が広がります。その中のたったひとつの銀河系には、実に何千億個もの星が煌いているのです。その星々の片隅で一つの恒星である太陽が輝き、さらなその惑星系に私たちの母なる大地である美しい地球が存在します。
 地球はどれほど美しい星でしょう。青く澄んだ海、まぶしい緑や色とりどりの花の大地、心が洗われるような美しい夕焼け、静かな闇夜に浮かぶ満月、星々から降るように注がれるヒーリングエネルギー、あるいは人々が笑顔で集う都会のネオン街。万物には「いのち」というエネルギーが満ち溢れていることを実感せずにはいられません。
 青くまぶしい海を望みながらくつろぐとき、美しい山々の景色に見惚れるときに、あなたはふいに山や岩、波打つ海、流れる雲までがまるで生きているかのように思う経験はないでしょうか。生物も物質も含めた万物の根源である宇宙生命エネルギーが、私たちの身体と共鳴するのです。
 さて、いよいよこれから最後の第7の身体、ニルヴァーナ体のお話となります。この身体は宇宙のすべての源であるグレートスピリットと合一した身体であり、私たちのパーソナルスピリットの故郷でもあります。
 ところで、宇宙というのは一つだけとは限りません。私たちの宇宙とは次元の異なる別の宇宙も存在します。私たちが存在するこの次元空間の他にも、根源であるグレートスピリットは想像を超えた様々な次元世界を創造しているのです。現代物理学では、宇宙は無から生まれたという説や、宇宙は一つだけでなく多次元に存在するという理論があるようですが、グレートスピリットとはそれらすべての存在、宇宙万物が姿や形として現れる以前の根源の無として存在する大生命のことなのです。姿や形として現れることもなく、始まりも終わりもなく無でありながら、とてつもなく大きな愛と意識の存在なのです。---第三十一話につづく

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